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北海道独立論
--- その発展を祈って ---


 北海道は昔から日本の付け足し程度に本州から扱われている。そうして、経済的にぜい弱な状態が続いている。だからこそ、北海道開発庁という役所が数年間まで存在したのであり、役所が名目上消えたからと言って状況が好転したわけではない。

 このような北海道の現状に対し、気候が悪いからとか、人口が少ないからと云った言い訳が流布しているが、果たしてそうだろうか。北海道の人口は約500万で、平地が多く、しかも南半分では耕作が現に行なわれている。気候と地形とが相まって、北海道はドイツや北欧に例えられる事が多い。そして、その北欧であるが、デンマーク、ノルーウェー、フィンランドはいずれも人口500万人で、一番多いスウェーデンですら900万人しかいない。バルト3国に至っては遥かに小さい。これら北欧の国々は福祉国家で知られているが、福祉国家を成立させる基本条件が経済力であるという事実には中学はおろか高校社会の教科書にすら載っていない。ましてや、これらの国々が高度の工業力を持っている事は全くと云って良いほど知られていない。例えばスウェーデンと日本の2国間貿易は日本の赤字であるが、その輸入の殆どは高度な工業製品(アンテナなど)である。
 人口がたった500万人で、しかも農作にあまり適さない国でも、福祉国家として強力な経済力を持ちうるのである。それが北海道で出来ない理由はただ一つ、日本と云う一極集中型の国の一部であり、その中で未だに僻地と看做されているからである。とすれば、北海道を本当の意味で豊かにしようと思ったら日本から独立させるのが一番良いのである。その核は
 *北海道円を日本円から切り離して、変動相場制度にする(これが主眼)。
 *人の移動は自由とする。
 *物資の移動は税関(税率ゼロとしても)を通す。
 *独自の憲法と政府を持つ。
ちなみに、これらの全てがEU成立以前に北欧で実施されていた。北欧間の移動では、昔からパスポートは不要だったのであり、税関だけが存在していた。以下にメリットを羅列する。

1. 経済
*日本円換算の賃金が為替により決められるので、生活水準をほぼ維持したまま賃金が下がる(単純に賃金だけ比較したら日本は北欧より高いが、そのかわり生活費がもっと高い)。
*官の給料が民の給料より高いという現状を是正できる。
*日本の生産現場が海外脱出の代わりに北海道移転を考えるようになる。
*競争力増大。
*札幌外国為替市場を1時間早く開く事ができる。
*人材流出を減らす。
*補助金のフローがODAという形で表に出る。

2. 国際政治
*国連の議席が増える。
*新たな独立を認めるのだからアジア諸国が日本に対する警戒を緩める。
*東アジア連合を作る為のモデルケースになる。
*大国に対し、少数民族の独立(チベット、アラスカ、シベリア、北アイルランド)を推進させる為の実績になる。
*樺太国の独立への呼び水になる(将来、北海道と合併させる)。
*オリンピックのマラソン代表枠が倍になる。
 
 最終的な目標はODAをゼロにする事である。それは競争力の拡大からも、バルト3国の発展を見ても可能な事は明らかである。
 もちろん、メリットに並んでデメリットもある。その最大のものは手続きの煩雑さであろう。しかし、現実にはEUで実現されている様に、かなりの簡略化が可能である。また、独立に伴う混乱だが、それはバルト3国をみれば分かるように、数年で混乱は終り10年もすれば独立の成果が見えて来るから、これも大きな問題にはならない。あと、北海道円が日本円に比べて弱くなれば、北海道の物価が上がるのではないかという向きがあるが、物価が上がるのは物品だけであって、サービスの価格は上がらない。地価などを考えれば北海道の物価水準は東京よりも低い事が十分に予想される。これは北欧の地方都市と東京の物価を比較すれば明らかだろう。
 
 北海道の次は沖縄の独立がスケジュールに上がると思う。基本的に北海道と同じだが、それでも相違点がある。それは米軍である。現在、沖縄に流れている補助金は、一般的な地方への補助金以外に、米軍基地を沖縄に押し付けている迷惑料が入っている。沖縄が独立すると、これらの補助金はODAという形で表に出るが、それを機会にこの2つを分離する事が可能となる。すなわち、表面上は、日本は(日本本土に基地を提供せずして)米国に守ってもらう事になるから、軍資金を米国に払わなければならず、と同時に、その金は沖縄に米軍を置かせて貰う為の使用料として米国が沖縄に払わなければならない。その上で米軍を沖縄に置くか置かないかを沖縄国が決める事になる訳で、これなら(たとい最終的に値段の話になったとしれも)納得できる話である。

written 2005-6-11 (to be revised)
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10年以上も前から友人達に吹聴していた話のその2です(その1は 東亜南洋連合 )。非常に遅まきながら要点だけ書いてみました(第1稿)。